自治会から各戸に配布物を届ける

4月上旬の日曜日、自治会の役員理事たちは自治会各班の班長に配布物を届けた。

私はあらかじめコミュニケーションを取っていたから楽勝とたかをくくっていた。
しかし。

班長のうちの一人が
「うちは班長じゃない。班長はあの家だ」
と言うではないか?
前年度の班長は年度終わりに次の班長の家を役員に報告することになっている。
「間違った報告をした」
というのだ。

まあ、こういうことはよくある。
本当に間違ったかもしれないし、報告された家が班長の務めを拒否ったのかもしれないし、班長になりたい人が強引に横取りしたのかもしれない。(ちなみに班長を務めると、数百円相当の粗品がもらえる)
誰が班長をするかは、10戸あるその班の裁量に任されている。

いや、そもそも班長会議が機能していれば防げた。
自治会の規則によると、班長会議を開くと書いてある。
しかし我が自治会にはゴミ問題が存在しないので、班長会議を開いても顔合わせだけの意味だ。(その顔合わせが大事なのだが)だから班長会議は事実上一度も開かれていない。

自治会今年度初の役員会議

スタートは4月第一土曜日の午後7時半。
しかし配布物が多いということで6時半に自治会館に行った。
「・・・・・」
誰もいない。真っ暗。というか、門が閉まっている。
「うーん、どうしよう・・・」

10分ほど待つと、自治会長さんがやってきて門を開き警備システムを解除。
へえー?田舎の自治会なのに機械警備やってるのか、すげえな?(ちなみに中には、イスとテーブルしかないんだが)

やがて午後7時、各戸への配布物が山のように届きずらりと並べられた。
まだ多数の役員たちが来ていない。
私は余裕たっぷりに担当戸数分の配布物を数え取った。
(こりゃいいな?これからも早めに来よう)
(ただ各班への仕分けも自治会館でやればよかったな?と反省)

午後7時48分、会議がスタート。
配布物の数え取りに時間がかかり、18分オーバーしてしまったのだ。

会議は1時間で終わり。
いや、実質は40分くらいで終わり。
とある係り決めで20分間、紛糾したのだ。紛糾したというより、全員無言。
『隣町のそんな所に3日間朝から夜まで…(もちろん交替だろうが)面倒くさい。やりたくない』
それは本来自治会がやる仕事ではないと思う。そういう発言があった。
結局誰かがしょうがないなという顔で引き受けていた。私は役員の中では若手のほうだが、やはりちょっと気が重い仕事だと思う。

さあ翌日日曜日に各班に配布だ。
ところが役員たちが渋い顔。
「新班長の家、どこにあるんだ?」
「新班長の都合とかまるで分からない。どうしよう?」
「ポスト投函というわけにもいかないし」
私は内心、苦笑い。
『いや、その班長とのコミュニケーションが役員の務めでしょうが?』
(前回ブログ参照)

担当する班長さんたちへの挨拶回り

2024年3月末日、自治会役員に正式になるのは明日だが、さっそく最初の仕事をした。
担当する班長さんたちへの挨拶回りだ。
自治会役員(理事)の仕事の大半は、自治会の下部組織である各班(1班10戸単位)への自治体広報誌などの配布物お届けである。一人の役員で平均5,6班を担当する。

実をいうと、この挨拶回り、他の理事たちはおそらくやっていないと思う。
なぜかというと、私、前年度班長を務めたけど、上の役員理事からの挨拶とかまったく無かった。
その時の心境をよく覚えている。

「4月1日 今日から班長だ。理事さん、今日あいさつに来るんだろうな?いつ来るんだろ?日が暮れた。来ない」
「4月2日 待ったが、来ない」
「4月3日 今日も来ない」
「4月4日 あれ?今日も来ないぞ?おかしいな?ひょっとすると我が家は班長じゃないかもしれない。前の班長は今年の班長だと言っていたけど、前の班長が勝手に言っているだけで、自治会は自分を班長と認めていないのでは?」
「4月5日 来ない。自分は自治会に入ってまだ1年経っていないから、班長じゃないんだ。そうに違いない」
「4月6日 来ない。わああああ」
「4月7日 来ない。今日は広報誌の発行日だ。わあああ」
「4月8日 来ない。あああああ。隣の家が班長なんだ。渡された班長札を隣の家に明日持っていこう」
「4月9日 さあ班長札を隣の家に持っていくか。よいしょ。ピンポーン。誰だ?」
自治会の理事ですが。広報誌を持ってきました》
「え?うち、班長だったのか・・・・・」しばしボーゼン。

という経験がありました。

自治会幹部役員(理事)引継ぎ会

令和6年度の自治会役員引継ぎ会が、2024年3月下旬の日曜日の夜に開催された。

人生初の自治会幹部会議。けっこう緊張して臨んだ。会場は、自宅から徒歩10分くらいの場所。この自治会館も初めて入る場所だ。

行ってみて、驚いた。
「どうせお年寄りだらけで」
と思っていた。行くと、やっぱりお年寄りだらけ。
ところが。
なんとまあ騒がしいうるさいやかましい笑い声。めちゃくちゃ元気なお年寄りの集まりだった。

ただ私は、少々場違い感を覚えていた。
みんな和気あいあい。
「まるでOB会だな?」
という声も聞こえた。
ほとんどの新任理事たちが現在の理事たちの前任者。つまりそこは顔見知りだらけのお仲間会議だった。
私が知ってる顔は前年班長時の上の理事さんと、近所に住むおっちゃんだけ。そのおっちゃんも自治会幹部の間では有名(経験者らしい)。
私は、見も知らないお年寄りたちの間で独り孤立していた。

新幹部の中に30代くらいの若者がいたので驚いた。彼はとても元気で、積極的にお年寄りたちの輪の中に飛び込み長年の知り合いのような状態になっていた。
私はコミュ障なので、馴染むのに時間がかかる。ウラヤマだなー。

まあ幹部役員(理事)になったからといって、ハクがつくわけでもない。
今は西も東も分からない。
じっくりやるか。

なお女性の理事はゼロ~。

一年間自治会班長をやって困ったこと

去年の4月から一年間、班長をやりました。

班長の仕事は、回覧板回し(次の家のポストに投函)、地元自治体の広報誌の配布、自治会費集め、自治会総会への委任状集め、などなどです。
正直、かなり簡単で容易でした。
うちの自治会は、他の多くの自治会にあるようなゴミの問題がありません。ゴミは全て、地元自治体が雇った業者が各戸を回り回収します。
要するに、うちの自治会は超ラクです。

ただ困ったのは、上の役職である理事との意思疎通がスムーズでなかったことです。

理事は毎月配布物を届けてくるのですが、毎月の何日の何時に届くのか事前にまったく分かりませんでした。
結果として、12カ月のうち11回は偶然居合わせて受け取ることができました。
しかし1回はトイレに入っていて、しかも家人も留守で、受け取れませんでした(配布物だけの月だったので、ポストに投函してありました)。

後から思えば、訪問日の傾向はありました。その月の第一日曜日または第二日曜日でした。
しかし、問題はその訪問時間帯。てんでばらばらでした。
午前10時を筆頭に、11時、12時、13時、14時、15時、16時、17時…。

私は、パソコンでゲームをプレイする趣味を持っています。
ところが、この月の初めか二番目の日曜日は、日中その趣味をまったくできませんでした。プレイは一度始めると中断できない、20分間のオンライン対人モードだからです。
もちろん訪問時間帯がバラバラでも、事前に連絡があれば問題はありません。
しかし、その事前連絡は皆無でした。
つまり、その理事は昔の田舎のアナログ人間だったのです。

その理事も何かしら仕事をしていたはずで、アポイントメントを取るということを知っていると思うのですが…。

おそらく他の理事も、そして自治会全体も同じような状態だと想像できます。
酷いですね。

自治会の理事に選ばれた(押しつけられた(笑))ので日誌をやろうと思う

2024年1月下旬、地元の自治会が会長・理事(16名)の選挙を行いました。
私は、班長(10軒で1班)として、票の回収をしました。
が。
投票したのは、10軒中、3軒(私の家を含め)。
かなり低調。
理由は、想像がつきます。
「理事は非常に忙しい。誰もやりたがらない理事に推薦したら、その人に迷惑がかかる」
と誰もが思ったのでしょう。

2月上旬のある日の夜、自治会の理事数人がとつぜん来訪。
「理事をやってください」
え?
投票した人たちは?と尋ねると、理事たちはみな険しい表情をし無言。全員から断られたという意味です。
選挙制を採っているので選ばれると強制的に理事になるのですが、それはあくまで建前。内実は、拒否ることができます。

私は、未知の自治会活動に興味があったこともあり、理事になることを受諾しました。
私の家は、一昨年の6月に自治会に加入したばかりです。
そして去年の4月から、班長になりました(順番に回ってくる)。
そして今年から2年任期の理事に。三段跳びですわ(笑)

ただ、もちろん理事の活動内容には不安があります。超忙しいのではないか?

しかし自治会のアナログかつずさんな様子に班長をやったこの一年間悩まされたので、いっちょ改革してやろうかという思いもあります。(お年寄りや古参が多いので、無理かな?)

とりあえず、日誌を作ろうと思いました。
本当はこれを自治会員の全戸に見せて、自治会活動の紹介活動をしたいのですがね。ホームページも無い、いまだに回覧板を回すアナログ自治会では無理ですね。